こんにちは
スタジオ ココアッソ
代表の土方です
わたくし、土方が運営するココアッソのスーツについて少々語りたいと思います。
一言でいえば、
イイです!!
以上。
終わり?
本題ですw
なぜなのか?を語ります。
オーダーメイドで作成するには、どのようなコストがかかるのか?
で言いますと、
生地(副資材含む) + 縫製料(工賃)
となります。
まず材料となる生地です。
生地には当然ランクがあります。
良い原材料を使い、すごい手間かけて織りあげればそれだけ高額になります。
当たり前です。
それだけでは現実的でないものになります。
デイリーに使えるクオリティの生地も充実して扱っているんです。
毎日使うことが前提でも(休ませるんですよ!)へこたれない生地、
高額じゃないけど、それ以上に見合う生地を揃えているのです。
正直お得です。
自分で言うのもなんですが・・・
輸入生地は為替などの影響がモロに響いてしまっているので、
2年前位からすると上げざるえないのですが、ギリギリに抑えています。
ツライところです・・・
一言でいえばいろいろ選べます!
ってことです。
もう一つ、縫製料、
つまり工賃です。
わたしの扱うオーダーメイド製品はすべて、専用の工房に依頼して作成します。
すべて国内にて作成しています。
ここがポイントなんです。
すばらしく能力の高い工房です。
土方が要求する難題もクリア出来る技術レベルをもっているんです。
そして、理念が一致しているんです。
今、国内の縫製工房、および工場は疲弊しきってます。
本当に深刻なレベルにきています。
廃業ないし、規模縮小が起きています。
原因はなにか?
長引くデフレ下にあり、行き過ぎた価格競争に飲み込まれてしまっていたんです。
ファストファッションに代表されるようなそこそこな製品が大量にでまわってしまって、
川下である販売店(お店ですね)が価格決定権をもつようになってしまった。
まず売値ありきの状態です。
消費者からみれば安いほうが良いに決まってます。
でも、その代償を誰かが負わねばならないんです。
それが結局工房にいってしまっていたんですね。
売る側のモラルもおかしなことになっているから、
自分が儲かればいいというようなところもあったことから、
工房の体力が落ちちゃうわけです。
まず次世代の担い手が居なくなってしまった。
雇えない、また安い給料ではやっていけない、やりたくないってことがおきます。
本当に高齢者しかいないという状況です。
本当の話ですが、職人さんがいなくなって、作れなくなってしまったというお断りのお話を聞いています。
そして設備投資が出来ない。
古き良き設備を大事にするという話じゃなく、次につなげる設備がないから、老朽化したものしかなく、
終わってしまうということです。
とても厳しい現実が起きているんですね。
既製服をはじめとする、海外製品もまたしかり、
はじめは中国あたりからはじまり、そこからいかにして人件費を削るかしか選択肢がないから、アジア各国に場所を移しながら、作ってる。
悲しいかな、フェアトレードの精神がない。その工場で働く人たちの生活のことなんて考えてない。
たまにニュースなんかでみるでしょ?
ま、そんなとこです
暗い話は終わり。
では、土方が使う工房はなにか?
本気で20年後、30年後のことを考えて運営してるんです。
これすごいことなんですよ。
まず、雇用を生み出している。
次につながる若い人たちを育ててるんです。もちろん優秀な人たちがいるからこそなんですよ。
日本でちゃんとプライドをもってお洋服を作るというお仕事をしてくださっているんです。
そして、そのための設備にも投資しているんです。
働く上において、生産性を上げるだけでなく、働く人たちのためでもありますよね。快適に仕事が出来る。
わたしが考えている、日本の繊維産業を守っていきたいっていうポリシーとまったく同じ考えをもっていただいてるんです。
すばらしい技術をもっていて、しかもそれを次の世代へと継承している工房さんは今の日本では他にはないです。
それだけすばらしいところで、作っているんです!!
そこを踏まえると、価格を売りにしているテーラーさんと比べれば価格は勝てませんが、
誠実な価格になっています。
むしろちょっと安すぎるかも・・・ ホントに・・・
話まとまらなくなってきましたが、
数あるオーダーを扱う会社がある中で、
なぜわたしのスーツがよいのか?
と問われれば、
「しあわせの共有」
ってことになるのかな?
自分を通じて、すべての人がしあわせになること、
ご注文いただいたお客さまも装いを通じてしあわせになっていただき、
生地屋さん、工房さんみんなハッピーでありますようにってこと。
そんなことを本気で考えてます。
わたしだけではまだ大きな力はないけど、
これが大きなムーブメントになっていけるようにしていきます。
その為に、これからもオーダーの楽しさをお伝えしつつ、自分も楽しみます!
ではでは
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