こんにちは
スタジオ ココアッソ
代表の土方です
冬の生地と夏の生地の違いってなんでしょうか?
その見極め方を教えちゃいますね
大きく分けると、二つに分かれます
夏は、平織
冬は、綾織
他にもいろんなのがありますが、これだけ覚えれば大丈夫です
織物には経糸と緯糸を組み合わせて織り上げます。それを組織っていうのですが、
その最少単位を完全組織っていいます
完全組織とはたて、よこ糸が同じ数になる状態のことを指します
・平織
平織とは、もっともシンプルな織り方で、経糸、緯糸それぞれ2本から成り立ちます。
シンプルであるがゆえに、丈夫で、糸と糸の間に隙間を持たせることが出来るので、通気性をよくすることができるのですね
つまり、夏物に主に使われる場合が多いんですね
通気性が言い分、ツヤは出にくいのも特徴ですね
わかるかな?
ウールトロピカル・フレスコ・綿だとブロードなんて呼ばれてます
トロピカルなどは、例えばドーメルでトロピアルアマデウスとそのまま名前になってたりしますね
・綾織
綾織とは、経糸、緯糸がそれぞれ3本づつからなりたつ組織のことです。
斜めに線が浮き上がって見えるのが、これにあたります。
斜文織おりとか、Z撚りとかそんな名前があります
この綾織の特徴は、織り密度が高くなるので、保温性がよくすることが出来ます
つまり、冬物がだいたいこれにあてはまりますね
緯糸を一本飛ばして織っているので、ツヤが出ます
なので、夏物に対してツヤツヤした織物が多くなるんですね
斜めに織模様があるでしょう?
主に、ギャバジン(ギャバって呼ばれてます)、サージ、サキソニー、カルゼ、フランネルなんてのがありますね
綿だとツイルとか有名です(コットンパンツ)に使われるかな
・朱子織
もう一般的ではないですが、もう一つ一応さらりといっておきます
朱子織、組織が経糸、緯糸それぞれ5本で成り立つ生地です
一番ツヤはありますが、耐久性があまりないのが特徴です
バブル時代に流行った紫とかのたっぷりしたダブルのスーツがこれですよ
ベネシャンって素材です
もうほとんど出回ってないはずです
シルク繊維ではとても有名なのがあります
サテン、と呼ばれてます
サラサラですから、タキシードのエリなどに使われていますね
以上3つあわせて
三原組織っていいます(とくに覚えなくていいですよ)
まとめ
夏は平織でさっぱりと、
冬は綾織で、しっかりと、
どっちかな?と思ったら斜めに織模様が入っているか?をみてみてくださいね
わからなければ、土方までご相談ください
お答えします
今日はこの辺で
ではでは
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