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ジャケットの毛芯仕立てと大身返し仕様の違いを見てみよう!

ターナー(土方)です。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

一言で仕立てるといっても様々な仕様があります。

仕様と言ってもステッチや切羽などのパーツの仕様のことではなく、仕立ての構造部分の仕様ことです。

どういうコンセプトにしたいのか?

いつ着用したいのか?などによってどう仕立てていくかが変わってきます。

その辺りをどう組み立てていくかが仕立屋さんのさじ加減で決まっていきます。

では、その構造の違いをジャケットの仕立ての違いをご紹介してみます。

今回は丁度いい感じに仕上がったMさまのジャケットをお借りして見てみましょう。

2着同時にご注文頂いたジャケットになりますので、基本的なサイジングはまったく同じになります。

見た目の違いは素材の違いのみになります。

これはモヘア混のパリッとした風合いのジャケット。

分かりにくいですが、こちらはメッシュ素材を使ったジャケットです。

オーダーメイドですから、基本はまったく同じシルエットにしています。

もちろんそれぞれによって微妙に変化をつけることも可能ですが、今回はまったく同じ見た目にしています。

 

  • 一番の違いは裏側

見た目は同じでも、今回は裏側を変えてお仕立てしています。

モヘア混のジャケットが毛芯仕様、メッシュ素材のジャケットが大身返し仕様

その違いを見てみましょう。

まずモヘア混のジャケットはバス芯地をふんだんに使ってヨレにくいようにしています。見えないところではありますが。

芯地をフルに使う分、裏地をしっかり付けて滑りを良くすることと見栄えを良くしています。 ちなみに内ポケットの部分はツギダイバという仕様にしています。

メッシュ素材のジャケットは通称大身返しという裏地を取り外した状態にしています。この場合は芯地をまったく入れない、又は胸の部分のみに入れるという選択肢になります。

こうすることで、軽快感と通気性がアップしますね。芯地がほとんどないので、ヨレに対する耐性は落ちますが、その分熱がこもり難く暑さが軽減します。

どうでしょう?

見た目は同じでも、裏側からみると結構ちがいますね。

どちらがいいのかという優劣は特にありません。

どちらにも得手不得手はあります。

何もかもすべてを満たすことは中々出来ませんから、何を優先するのかからこうして選ぶというのがオススメです。

軽さを重視するのか、耐久性を重視するのかっていう具合ですね。

これ以外にもまだ仕立てる方法は色々あります。

これだけではありません。

どうしたいのかをどれだけキチンとお話出来るかによって、様々に変化していきます。

この辺りは、より深くコミュニケーションをしないと伝わりずらい部分ではありますので、ボクの場合はじっくりと時間をかけてカウンセリングをしているわけですね。

オーダーメイドとは、作り手によってどんなものにもなっていきます。

最適な一着に出会いたいですね!

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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